健康のためならしねぬ!

健康のために取り組んでいることや調べたことを書いていきます。

【うつの方へ】 TMS治療はじめました。

うつ治療のため、TMSを始めました。その始まりのお話です。

TMSを検討している方、うつ病の方にはおすすめです。

 

TMSとは、メリットデメリット

TMSとは、磁気による刺激で脳内に電流を生じさせ、脳神経を活性化する方法です。日本においてはうつ病治療のために健康保険適用も認められています。しかしそのハードルが高いことから、多くのケースでは今でも自由診療扱いでTMSを受けていると思います。実際、自由診療であればクリニックでもやっているところがありますが、保険診療は病院しか行っていません。

 

TMSのメリットしては薬物治療と比較して短い期間で終わる可能性があることです。おおむね15回から30回程度の治療で一つの目安とされているものです。さらには非侵襲的とされていて体へのダメージも少ないそうです。

 

一方デメリットしては実施している医療機関が少ないことや、値段が高額になりやすいことが挙げられます。実施している医療機関は増えているものの、一般的なメンタルクリニックすべてで受けられるというわけではありません。薬物治療であればほぼすべてのメンタルクリニックで受けられるのに比べると少ないのが現状です。特に地方であればTMS自体が存在しない地域もあるでしょう。また値段も自由診療になるため、一回当たり5千円以上、中には1万円を超える価格設定のクリニックもあるようです。

 

TMSを受けてみて

実際に受けてみたところ、最初にナビゲーションといって位置取りを確定し、その後に刺激を受けるという流れになります。ナビゲーションに際しては頭にいくつもの電気センサーのようなものをつけ、どこに電気を流したらどんな反応が生じるかを確認してもらいます。

 

TMSの治療は頭の左前方に電極をセットし、数秒ごとに電気を流します。その瞬間にばちっという音と刺激が伝わります。磁気だから大したことないだろうと思っていた私にとってはずいぶんと大きな衝撃をうけます。左の瞼がぴくぴくするくらいは刺激が入ります。眠らないで下さいという事前の注意があるのですが、こんなに刺激があっては眠るなんてとんでもないという感じです。

 

私が受けたコースでは時間が30分程度であり、長いので途中の15分を目安に休憩を入れました。その際に電極の位置設定をみなすなどしています。また別の方は10分未満の短いコースというのもありました。

 

副作用めいたものとして皮膚へのダメージが挙げられることがあります。これについては直接的な影響はなかったものの、電極が触れている部分は少し痛みを感じることもあります。またほかに多い副反応としては頭痛です。TMS直後は刺激が残っていることもあり少しの頭痛を感じました。ただ時間が過ぎることでそれもおさまっていった印象です。

 

うつへの効果は

うつ病への効果ですが、ぼんやりあるような感じです。事前に思っていたイメージでは効くときにはTMS直後に全力疾走も可能に変身!となると思っていました。しかしそんなことはなく、もしかして効果ないのかもと落ち込んだりもします。しばらくして抑うつ症状が薄れているなと感じて、うつ病への効果があるのだなと感じたところです。

 

TMS治療はうつ病だけではなく、コロナ後遺症、発達障害などいろんな分野で効果が期待されています。もし受けられる機会があるのなら、こうした症状でお悩みの方は取り組まれるといいと思っています。