健康のためならしねぬ!

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Bスポットを受けてない方へ

Bスポット治療をかれこれ8回くらい受けました。なんとなく感覚が掴めてきたところです。

そこで、まだ受けてない方にお伝えしておきたいと思っていくつかまとめています。

 

Bスポット治療とは

Bスポット療法とは上咽頭擦過療法(EAT)ともいわれ、塩化亜鉛で上咽頭をこすって刺激する治療のことを言います。意外と歴史は古いため、昔受けたことのある人もいるかもしれません。

咽頭とは喉ちんこの裏側で、普段は目につかない部分です。この部分が炎症を起こしていると体に様々なマイナスの効果をもたらします。そこで塩化亜鉛のついた綿棒で擦り、炎症を抑えるのです。炎症していると綿棒に血が滲みます。

 

咽頭炎の与える影響

咽頭の炎症は大きく2つの影響をもたらします。

1つ目は身体への炎症の飛び火です。上咽頭では炎症が起こっているため、炎症物質が生成されてしまいます。この炎症物質が血液を流れて身体の他の部分に炎症を起こすものと考えられます。

そして2つ目は神経系の影響です。上咽頭は神経が密集しています。その上咽頭に炎症が起こると迷走神経という自律神経に影響すると考えられます。つまり自律神経に不調をもたらしてしまうのです。

このように上咽頭炎は2つの大きな悪影響を体に与えてしまいます。

 

Bスポットの効果

ではBスポット治療をするとどうなるのでしょうか。ここには3つの効果があると言われています。

1.殺菌効果と炎症抑制

塩化亜鉛によって炎症を抑えるとともに殺菌する効果があります。またタンパク質を収斂させる作用があります。この二つによって例えば風邪をひいたときでも通常より早く治ると言われています。

2.瀉血作用

綿棒で擦って血を出すこと、つまり瀉血作用が効果をもちます。炎症が起きているとそこから炎症物質が血管を通り全身へ運ばれていってしまいます。ここで瀉血することで炎症物質を出すことにより、全身に運ばれるのを妨げることにつながるのです。

3.迷走神経刺激効果

咽頭を擦ることでその側にある迷走神経を刺激します。これにより自律神経を整える効果があるものと思われます。自律神経を整えれば多くの不調改善につながります。

 

Bスポット治療の事前の持ち物


Bスポット治療においては通常の耳鼻科の用意でたりますが、ほかにはハンカチ、ティッシュをきちんと確認したほうがいいと思います。治療直後には鼻水がよく出ることもあり、ティッシュは相当程度減ってしまいます。

またのどの痛みが強いため紛らわせるためにも食べ物飲み物があったほうがいいということもあります。冷たい飲み物があるとそれで気がまぎれるのでお勧めです。

 

Bスポットはどれくらい通うものか

実際の治療を受けるとすぐに効果が出るものもあれば時間がかかるものもあります。ではどれくらい通えば目安になるのでしょうか。

これについては20回程度通うと多くの症例で改善が見られるようです。もちろんケースによってはもっと早く改善するものもあるでしょう。一般的には頭痛、肩こりなどの身体のわかりやすい不調は比較的早く改善し、パニック障害や機能性ディスペプシアなどは時間がかかるようです。

通院の頻度は週一回から二回が目安とされています。2回通うことができればとてもいいですが、少なくとも週一回は通うのが目標になります。

 

口からも擦過するか

Bスポット治療は鼻からやるのが一般的なようです。鼻からの場合、両方の鼻からやるケースと片方だけのケースがあります。もちろん両方の方が広く擦過していると感じます。ただ内視鏡を入れる場合、片方の鼻からになるようです。

そして口からも綿棒を入れて行うケースがあります。どちらかと言うと口からの方が苦しく、おえっとえずくことも多いです。でも鼻からとは少し違う場所を擦過することになるので口からもできればいいでしょう。ただコロナ禍ということもあり、口からは実施していない耳鼻科さんもあるようです。

 

内視鏡で見るか

鼻から内視鏡を通して画面を見せてくれることもあります。やはり映像があるとわかりやすい、、、とはならず正直、素人にはよくわかりません。もしかすると医師には大きな意味があるのかもしれませんが、患者の立場ではあまりわかりませんでした。

むしろ大きく違うのは診療報酬です。内視鏡があると数千円になります。Bスポットのみであれば千円未満です。この点は考慮したいところです。

 

総合的に見て受けてみるか?

こうしてみるとBスポット治療を受けるかどうかは、上咽頭炎があるなら受けた方がいいと思います。慢性化しやすい炎症で、早めに治した方が他の全身症状も良くなると思います。また副作用もほとんどなく、費用も安めです。痛みという負担は少しありますが、何日も続くようなものではありません。

Bスポット治療を行うのは耳鼻咽喉科です。ただ全ての耳鼻咽喉科でおこなっているわけではありません。ですのでまずは問い合わせをしてからいくことをお勧めします。実施している医療機関のリストのようなものもありますが、網羅されているわけではないようなので問い合わせをするのが一番早いです。